【株価予想】リッミクスポイント、SBIグループと資本業務提携
5月12日、リミックスポイントがSBIグループと資本業務提携を発表。
今後の株価を予想してみよう。
参考にしたのがマネックスグループのコインチェック買収後の収益変化に着目。
コインチェックは買収時83万口座、買収価格はEO込みで74億。
3年後2022年3月期末みは口座数162万口座と約2倍と伸ばし、
DeSPAC株式評価額1500億円と74億円を企業価値と捉えた場合、約20倍に価値が上昇したことになる。
コインチェックを破格で買収したマネックスの株価は400円弱から800円弱と約2倍上昇した。
しかしこれは買収側の値動きであり、時価総額の大きい側の値動きなので参考程度だろう。
今回リミックスは被買収側となり、現在時価総額516円の時点で600億程度。
買収側のSBI証券は時価6800億円であり、マネックスは1300億と5分の1程度だ。
ここからはさらに詳細をつめていくが、
SBIとの資本業務提携のIR資料には口座数が売上に直結すると記載がある。
現在リミックスポイントは40万口座程度。SBI証券は800万口座。グループ全体では4000万人規模の顧客基盤とある。保守的に証券800万口座だけてみても提携のインパクトは大きすぎるくらいだろう。
一方買収当時マネックスは180万口座、コインチェックは83万口座。
180÷83=2.16倍
3年後にマネックス210万口座、コインチェック162万口座となった。
SBI/リミックス 800÷40=20倍
倍率に約10倍の差がある。
リミックスも数年で数百万口座あってもいいのではないか?
注意点は外部環境の違いだろう。
コインチェックの2倍の口座数の伸びは単純に仮想通貨の大底から天井へ伸びる時期だったことが大きいだろう。
仮想通貨市場は現在下落トレンド中も加味する必要がある。
さらにSBIグループに51%の株式譲渡をし、利益の半分はSBIに持っていかれるということ。口座数が2倍、利益に2倍になっても帰属持ち分は半分になるのでトントンであること。要は2倍以上の利益が今後見込めるとの計算で提携したといって差し支えないだろう。
1年目はBPJの利益が半分持っていかれるので営業減益決算になろうが、株式譲渡益で純利益はプラスに。中長期的は営業利益も積み上がっていくのだろう。
マネックスの営業利益200億円、時価総額1300億円を参考に
リミックス適正株価水準は営業利益100億円(ざっくり推定)、時価700億円(1株700円くらい)だが、時価総額超大の提携というインパクト、メタバース、WEB3.0関係の協力ネタなども込みオーバーシュートも十分ありで短期的に1株1000円程度はあってもいいだろう。